部分実装

座標の基準と単位#

座標は「どの画像・レイヤー・コンポを基準にするか」「単位」「位置か移動量か」を 分けて指定します。Vector2であることだけでは、それらの意味は決まりません。

同じワークスペースを複数のエフェクトに使うとき、処理は共有し、各配置先の入力画像や コンポの大きさは個別に参照します。400×400の画像と1920×1080のコンポは別の基準です。 画像UVの中央は画像の中央、コンポUVの中央はそのコンポの中央を意味します。

座標や長さを持つ各パラメータごとに、絶対値のpx、相対値の%、 相対値の0–1を指定します。例えば、同じTransformでも中心は画像の 50%、移動量は100pxにできます。接続したAEの値にも同じ指定を適用します。 単位の切り替えでは入力値を保持し、新しい単位で解釈します。

相対値は、入力画像・配置先レイヤー・配置先コンポなどの参照先も明示します。 2DではXを幅、Yを高さで評価します。ぼかし半径など一つの長さでは、幅・高さ・短辺・ 長辺・対角線のどれを基準にするかを指定します。回転には角度、Scaleには倍率や%を使います。

幅に対する10%は、1920pxの画像では192px、3840pxでは384pxです。100px指定は 同じ基準空間で100pxのままです。Previewを縮小しても、基準はフル解像度です。 この指定はNodeとCNLの双方に保存します。複製、Undo、互換のあるOperation変更でも保持します。

Referenceでは、入力画像、配置先レイヤー、配置先コンポ、固定レイヤー/コンポを選びます。 画像入力がない座標関数では、Input Imageは配置先レイヤーのフレームです。 固定参照はプロジェクト内のIDで記録し、AEの式へ接続する際に対象と名前の一意性を確認します。 レイヤーに親がある場合、AEのPositionは親の空間です。親レイヤーを固定参照に選ぶか、 AE側でComp座標へ変換してから接続します。生のVectorから空間を推測しません。

入力のBasisと、演算が受け取る内部のBasisは別です。例えば「幅の10%」を、 短辺基準の距離へ渡す場合は、幅×0.1÷短辺として変換します。 既存のUV距離関数はUV上の距離を扱います。単位の指定だけでその距離の計算法を ピクセルのユークリッド距離へ変更することはありません。非正方形画像の等方的な距離は Square Coordinatesなどを使い、計算する座標系を明示します。

独自関数やMathの入力には、Edit ParameterのCoordinate Role/Native Unit/Native Basisで 座標の意味と受け取り側の単位を宣言できます。Dataを選べば変換を外せます。 Coordinate / Lengthノードでは同じ変換を独立した式として組み立てられます。

現在使える変換ノードには、Pixels to UV、UV to Pixels、Pixel Offset to UV、 UV Offset to Pixels、Pixel Index to UV、UV to Pixel Indexがあります。 Sizeには変換の基準となるフレームの大きさを接続します。PositionのOriginは原点です。 Offsetは移動量なので原点の移動を加えません。UVは範囲外の値も保持します。

Transform Position 2DとTransform Offset 2Dでは、変換行列の二行を明示します。 位置の変換は平行移動を含み、移動量の変換は含みません。 Pixels to Square Coordinatesは、ピクセル縦横比を使って距離や回転の計算用の座標へ 変換します。これらは通常のCNL関数なので、その内部を確認できます。

Image Frameはフル解像度の幅・高さ・PARと、Comp変換の提供可否を返します。 Image Domainは元の原点XYとサンプル倍率XYです。Image Sizeは保存されたサンプル数です。 AEの情報は配置先のネイティブプロパティ経由で、そのフレームで評価します。 パネルの選択状態やIdle時に取得した定数をレンダリングへ使い回しません。

Nodeの単位はCNLのmeasure式になり、共通の処理で通常の算術式へ展開されます。 Frame参照は通常のCNL引数になり、Repeat内では不変の値として受け渡します。 設定内のCNLガイドにも構文と意味を掲載しています。 構文の一覧は座標source形式で確認できます。

任意の3Dワールド点、投影面や配置インスタンスの決まらない別コンポへの位置変換、 視点によって向きが変わる透視変位は自動変換しません。必要な経路やアンカーを明示します。 欠落・曖昧な固定参照、特異な変換など、要求した変換が成立しない場合は理由を表示します。 汎用Sampleへのpx指定はImageを参照します。Gridの独自Coordinateには明示的な変換を用意してください。 実AEでの保存再起動・MFR等の確認は配布物の検証記録と実機受け入れに分けています。

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